【世界最強!?】英語が世界共通語の理由

「英語が他の言語にとって代わることは起きるのか?」

英語は世界でもっとも話されている言語です。世界の英語話者の人口は約15億人であるとされています。世界の人口は約70億人なので、世界全体を見ても20%もの人が英語でコミュニケーションがとれているとされています。(当然「話者」とはいえレベルの違いはあるかと思いますが、ここでは英語でコミュニケーションがとれる人を英語話者としているのではないかと推測します。)

世界の5人に1人が英語話者ということは意外と驚きではないでしょうか。

この約15億人のうち、ネイティブスピーカー(母国語話者)とノンネイティブスピーカー(非母国語話者)とに分かれます。更に驚くことにネイティブスピーカー(母国語話者)はたったの約4億人に過ぎません。

つまり、ノンネイティブスピーカー(非母国語話者)が約11億人にも上ります。

例えば「人口が14億人もいる中国語が、英語にとって代わる言語になるのか?」

もちろん可能性は否定できませんが、英語の歴史を覗いてみると、なぜこんなにも英語が強いのかが見えてきます。

そもそもなぜこんなにも世界で英語が話されているのか。

その拡大要因と歴史を覗いてみましょう。

1)英語は1地域の1言語に過ぎなかった。

4世紀アングロサクソン人

それはそれは大昔の4世紀頃、ゲルマン人の一部であったアングロ・サクソン人がグレートブリテン島(現イングランド)へ渡りました。その地域で始まった言語こそが「英語」なのです。

その頃の英語はその地域だけで話す何千とある言語の一つでした。いまの「英語」の話者人口を考えるとウソとしか思えないですよね。

今でいう例えばトンガという島でしか話していない言葉がいずれ世界の共通語となるのと同じです。

驚きですよね。

2)英語はどうやって海外進出をし、他国へ定着していったのか。

要因➀ 大航海時代で拡大する英語

1066年ノルマン人の征服

1066年、「英語」が「国際語」となるきっかけとなる大事件が起きました。

1066年にフランスのノルマン人によるブリテン島の征服です。これによって当時の「英語」はフランス語の語彙を大量に吸収し、他のゲルマン言語には見られない画期的な言語として簡素化されました

そんな進化した「英語」は17世紀まではグレートブリテン島という小さな島の限られた人々にしか話されていなかった言語は大航海時代が始まると「英語」が進出する第二のきっかけとなることが起きます。

イングランドの海外進出です。

17世紀大航海時代

アメリカへ渡った移民の大部分はイギリス人であったため、英語が定着したと言われています。その後イタリア人、ドイツ人、ロシア人が大量に押し寄せてきましたが、先に定着した「英語」の習得を余儀なくされたようです。そして移民が2世、3世と居住するうちに地域へとしっかりと同化し、「英語」がより強固に定着していきました。そしてカナダ、オーストラリア、ニュージーランドと多方面へと拡大していきました。

やがて大英帝国時代が到来。アフリカやアジアの国々を支配下に置き、政治・経済を中心に英語指導がされ始めます。エリートが英語を学ぶという意識はここから始まったことなのかもしれませんね。

要因② 第二次世界大戦

そこから時代は第二次世界大戦後へと移ります。アメリカを主とする連合国の勝利で世界のリーダーとなったアメリカは様々な分野において影響力を持つことになります。これで英語が国際的な言語になっていく決定打となります。

3)旧植民地の独立

大英帝国の動き

イギリスに長期間にわたり支配されていたアフリカ・アジアの地域が第二次世界大戦後に次々と独立していきます。特に多民族、多言語からなる植民地地域は中立語として英語がさらに根付くようになると、いよいよ公用語となっていきました。

とはいえ、いきなり公用語となっても国民が使えなければ根付かないのでは?と思われるでしょう。しかし国はそんなことお構いなしです。その国の生活や社会制度上、必要に迫られて使用し始めました。次第に土着の文化などの影響を受けて現地化していきました。「インド英語」、「シンガポール英語」、「フィリピン英語」などが有名ですよね。今ではフィリピンへの英語留学が人気となっています。

支配の時代も違えば、その背景も全く違うところが、土着の言語がしっかりと残っている国とそうでない国の違いなのかもしれません。そう考えるととても興味深いですよね、それぞれの国にはそれぞれの歴史があり、十国十色ということなのでしょう。

まとめ

先述の通り、英語という言語長い長い歴史の積み重ねがあり、様々な要因によって現在の「国際共通語」としての地位を確立しました。何百年もの支配と英語の強制があり、そしてそれが文化へと発展していったのです。一度も侵略されたことのない日本からすると想像することが難しいですよね。

一言でいえば、一朝一夕で他の言語に置き換わるものではないことということです。

言語学者の鈴木孝雄氏は下記のように述べています。

英語圏の「英語」が国際化へと昇格し、「国際語」となったわけではない、国際英語と民族英語は全くの別物であり、現地化した各国の英語が多方面へと拡大し、それが自然と世界共通語となっていったのである。

また、下記のようにも述べています。

英語学習は国際コミュニケーションが目的であって、欧米文化を学ぶ為ではない。日本人はもっと土着の英語を作っていけば良い。

たしかに日本人は異様に欧米人に対する憧れを抱く傾向にあると思いますが、その憧れが憧れのまま終わってしまうのは非常に勿体ない話です。私は日本文化とマッチしたジャパニーズイングリッシュを作り上げていけば良いと思います。

今まで、「ジャパニーズイングリッシュ」というと発音が悪いから何を言っているか分からないといったネガティブな言葉でしたが、21世紀はこの「ジャパニーズイングリッシュ」をポジティブな意味で広まっていくことを心より願っております。

日本人が最も気にするもので、「ジャパニーズイングリッシュ」の語源である発音はフォニックスで克服できます。やはり他人に伝えるものなので、分かりやすい発音には気を付けたいですよね。(当校のフォニックス学習が気になる方は記事最後にあるのボタンよりお申込みください。)

【最強メソッド】フォニックスってなに?

「恥の文化」を印籠にし、「人見知りだから」や「照れるから話せない」というのは卒業し、間違えても気にしない精神をもってどんどん話していきましょう。それこそが侍の気持ちが宿った不屈の精神の「ジャパニーズイングリッシュ」、サムライイングリッシュではないでしょうか。

言語はコミュニケーションをとるためのものであり、受験の為ではありません。受験の文法などの勉強では高得点だが、英語は話せません、書けませんだと本末転倒です。一体何のために英語を勉強するのか、真剣に考え直す時期がきています。

筋力しかり、健康な身体しかり、大切なものは簡単には手に入りません。長い間、努力するから身に付くものなのです。逆に簡単に手に入れたものは、すぐにいなくなってしまうものです。これは誰もが経験したことのある、古から伝わる不変の事実ではないでしょうか。

「ローマは1日にしてならず」と言われるように「英語も1日にしてならず」です。世界共通語が他言語にとって代わる可能性も低いと思うので、どうぞ安心して今後も英語学習に励んでいただければと思います。

英語学習はとにかく長期的な目線で見守ってあげることが最も大切だと考えています。

Thank you!!

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