【帰国子女必見】帰国する子供たちが英語を伸ばし続ける6つのアドバイス

英語学習に正解はないのですが、海外から帰ってきて英語をキープしたいお父様お母様に5つのアドバイスをお伝えいたします。

これを読んでいる方はこれから日本に帰るか既に帰国済みの方かと思います。まずはお疲れ様でした。最初は慣れないことも多くとても苦労されたはずです。そしてその苦労を共有し共感してくれる人が周りにいなくて大変寂しい想いをされたことと思います。これからは日本で美味しい日本食が食べられますね。久しぶりの日本を大いに楽しんでください。

さて、久しぶりの日本を満喫した後はお子様の英語力の保持ですよね。

ご家族によって滞在期間も環境も全く異なると思います。日本人は周りにおらず、お子様も現地校に通ったが、短期間で1年間であったり、逆に日本人の多いコミュニティーであったが、5年間も滞在した、など十人十色の経験であったと思います。

一概にこれが絶対に正解とは言えませんが、私がこれから紹介することを行った子は英語力を保持以上に向上しているように思えます。これを律儀に実践し続けることが英語力を自然な形で向上できます。魔法はなく、派手な方法ではありませんが長期的にみたら高い確率で英語力が向上していることでしょう。

①英語に触れ続けよう!

まず、帰ってから落ち着く数か月は英語と離れがちです。日本を満喫したいし、学校に馴染まなければならないし、引っ越したばかりでバタバタするし。めちゃくちゃわかります。ここで一つ考えたいことは、大人の時間と子供の時間とではスピード感がまるで違います。

小学校のとき、毎日が本当に長かった記憶があります。遊んでるときは一瞬でしたが、学校でジッとしていなけれればならない時は長くて本当に苦痛でした。

お父様お母様もそうではなかったでしょうか?

そう考えると、大人がゆっくり腰を上げる頃には子供たちはすっかり英語脳が日本語脳に支配され始めているのです。帰国してから日を追うごとに英語が頭からスルスルスル~と抜けていってしまいます。個体差はありますが、1ヵ月だけでも全然変わってきます。

その前にまずは、英語のテレビでもアニメでも毎日1時間以上触れさせてあげてください

現地で観ていたお気に入りのアニメや番組があったかと思いますので、それを探してみましょう。Netflix、U-next、Hulu、YouTubeなどを総動員して探しましょう!

【バイリンガルおすすめ!】2歳~5歳がハマる英語のアニメ Netflix4選

②英語専門のスクールもしくは塾に行こう!

当たり前ではありますが、これが一番重要だと思います。英語の専門塾に行くことをオススメいたします。

理由は簡単です。

英語学習は英語教育の専門家に任せたほうが英語力が向上する確率が高い。

英語力の向上はそもそも本人のやる気によるものも大きいのも確かです。それを一旦置いといたとしても英語の専門家に任せるべきだと思います。まず、お父様お母様が育った環境と今のお子様の環境が全く違うことを認識し、「私はこうやってできた。」や「私が通った学校では~」と経験談からアドバイスするのは控えましょう。子供はだいたい親にやれと言われたことはやりたがらない傾向が強いです。それにお父様お母様が良いと思っていたアドバイスは実は逆効果になるとこも十分にあります。語学の学習に精通している学校を見つけて、お任せしましょう!

③子どものサポートに徹しよう!

英語の勉強が続くような環境を作ることが大事です。先ほど英語の専門塾にお任せしましょうと言いましたが、ご家庭でもサポートすることは非常に大切だと思います。一緒に英語の本を読み、それについて話し合ってみることができれば最高だと思います。ここで、お父様お母様が先生役となってはいけません。お子様が自分の力で理解することが重要です。ついつい先に進みたい気持ちが先行し「これはこういう意味でしょ。」と教えてはお子様の学習になりません。日本では先生が生徒に答えを教えることが多いと思いますが、本当に必要なものは答えという知識ではなく、自分で考える力、自分なりの考えを導き出す力です。

お子様にはアハ体験をしてもらいたいのです。アハ体験が「楽しい!」という感情に繋がるのです。

そして褒めることも大切ですが、結果を褒めるのではなく、例えば、「単語を分解しようと発音したのはエライね」などとその過程を褒めたほうが良い効果的です。

結果ばかりを褒めてしまうと正解か不正解かだけを気にするようになってしまいます。

また、その逆に「こんなことも分からないの?」とも絶対に言わないようにしてください。

これは殻に閉じこもらせる原因No.1です。どんなにイライラしてても言わないでくださいね。

結果に関することの指摘は、間違いを極端に恐れてしまうようになってしまいます。

間違いをしない勉強は危険で成長の妨げになります。たくさん間違えて、その間違いからたくさん学んでほしいところです。英語を勉強し続けられるようにお父様お母様はモチベーションキープとサポートに徹しましょう。

④短期間で結果を求めない!

ここでハッキリと断言しておきます。短期間で求めている結果はでません

よく広告でお見かけする「3ヵ月で~」や「3年後にはネイティブレベルに!」などは98%無理です。惑わされてはいけません。

とはいえ、世の中にはもの凄い天才も存在します。初心者のはずのなのに3か月でネイティブレベルで本が読めるようになったり、一度単語を見ただけで綴りを完璧に覚える子もいます。恐らくこういう子が「年中で英検準1級」が受かるのです。天才の領域なので私の子も!と考えたりしてはいけません。非常に稀な存在です。

お父様お母さまの焦る気持ちはよく分かりますが、初心者が1年で英語がそれなりにできるようになるのはかなり難しいです。これは当たり前なことで、頭の良し悪しではありません。言語の習得は時間がかかるのです。じっくりじっくり焦らずいきましょう。ネイティブスピーカーでも1年で成長できるレベルは限られてしまいます。英語以外にも日頃の日本語の勉強もあります。時間をかけて2言語とも育てていきましょう。バイリンガルは誰でもなれます!継続と正しい学習が鍵となります。

さあ、ここでいきなり問題です。

世界で何人の人が英語を使っていると思いますか?

答えは下へ!

⑤間違いをしよう!

正解は約15億人です。

なんと15億人もの人が英語を日常的に使っております。

そしてなんと!その中で英語ネイティブスピーカーはたったの3.8億人です。残りの11.2億人は第二言語として使っているのです。びっくりですよね。

日本で教えているような英文法の公式を思い出しながら、英単語を組み立てて話す人は世界を見渡していないはずです。みんな感覚で話します。

文法なんかも間違っていることも多いです。でもそれでいいのです!間違えまくっていいんです!

感覚で話せるようになるには、たくさんのインプットとアウトプットを経て、間違いに間違いを重ね、やっと辿り着けるところです。常に完璧を目指していてはすぐに疲れてしまい、やがて学習を辞めてしまう確率が高くなります。

「感覚」は長期間における間違いの積み重ねでしか手に入れることができません。その積み重ねが5年後10年後のお子様の人生において「ああ、本当に続けていて良かった。」と思えるはずです。

私もその一人です。一時期は日本語だけで十分、英語なんてツラい勉強でしかないと思っていましたが、いまでは本当に、その環境を作り、守ってくれた両親に感謝しております。

帰国子女になれた環境に感謝し、その環境を精いっぱい利用していきましょう!

寿司職人

寿司職人もいちいち刺身に包丁を入れるたびに刃の角度(ロジック)なんて考えません。感覚で切るはずです。ただそこに至るまでにはたくさんのアウトプット(主に失敗と挫折)があり、それを乗り越えた「感覚」のはずです。 英語学習も全く同じですね。

⑥継続しよう!

言わずもがなの基本のキですが、継続は力なりです。大人になればなるほど実感できます。

成長を感じていなくても継続していれば、必ず結果がついてきます。これは自然の理なのでしょう。仕事でも趣味でも同じことですが、一番わかりやすいのは体作りです。体脂肪を落としてカッコいい、健康な体になるには、正しい食事と運動です。

正しく食事をとり正しくトレーニングすれば、体脂肪は減り、筋肉はつく。そして見た目もどんどん変わっていきます。3ヵ月でカッコいい健康体にはなりませんよね。これは男性なら誰しもが一度は挑戦し、難しさを実感できるからこそ頷けるはずです。

地道に正しく続けていれば、確実に変わります。ただひたすら好ものだけを食べ、トレーニングをサボれば、筋肉はつかず見た目もダラしなくなります。

英語もまったく同じなのです!

  • 英語→筋肉
  • 見た目→他人とのコミュニケーション
  • 食事→正しい学習
  • トレーニング→インプットとアウトプットの繰り返し

この単語を置き換えてご自身で考えてみてください。

筋肉(英語)を付けるためには、正しい食事(正しい学習)とトレーニング(インプットとアウトプットの繰り返し)です。その結果が見た目(他人とのコミュニケーション)に現れるのです。

さあ、今まさにアハ体験しているのではないでしょうか。

地道に正しく指導を受けた学習をし、トレーニングを継続することこそがバイリンガルへの近道です。

まとめ

様々な人がいて、千差万別の考え方があるかと思います。今回は私なりの考えにはなりますが、海外から帰ってくる子の中で、もの凄く成長するお子様と諦めてしまうお子様がおります。この二つのグループの違いを考えた際に、日本に在住しながら成長する子は、下記のような取り組みをしていることが多いです。

  • 常に英語に触れている。
  • 英語の専門塾に通っている。
  • 親のサポートがある。
  • 短期間で結果を求めない。
  • 間違いを恐れていない。
  • 最初から長期的な学習を考えている。

もちろん、その子の育った環境や性格、お子様の気持ちなど考慮することがたくさんあると思います。自分で悩んで考え込むよりもまずはお近くの英語専門塾(学校)のコンサルタントにご相談することをオススメいたします。様々な学校、教室で体験レッスンなどもやっているかと思います。体験レッスンを渡り歩き、いろんな方の考え方や情報に触れて、ご自身で最善の道を探してみてください。

英語は続けてさえいれば、必ずいつか花が咲きます。

英語を忘れた大人になってからのほうが英語学習は何倍も大変です

まだ脳がフレッシュで余裕があるうちに英語の基礎を積み立てを始めましょう!

Thank You!

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